レジリエンシー(精神的回復力)とは

レジリエンシー(精神的回復力)とは,「人生上の変化や課題に適応し,困難なときに回復する能力」のことで「しなやかに生きる心の能力」とも言います。
レジリエンシーを育てることは,すべての子どもにとって有意義なことです。なぜなら,一生のうちで一度も逆境を経験しない人間など存在しないからです。レジリエンシーを身につけた子どもたちは,現在あるいは将来遭遇する逆境を乗り越え,さらに成長することができます。

 

●レジリエンシーの中心的要素

 

1)セルフエスティーム(健全な自尊心)
2)ストレス対処スキル,対人関係スキル,意志決定スキルなどのライフスキル(基礎的心理社会能力)

3)ソーシャル・サポート感(必要な時に周囲の人から支援を得られるという感覚)

 

レジリエンシーを形成するためのプログラムを実践し, いじめをしない,受けない,見逃さない 子どもたちを育てていきましょう!

 

<参考文献>
川畑徹朗:ライフスキル教育の過去,現在,そして未来.第3回学校におけるいじめ対策〜思春期の様々な危険行動防止へのライフスキル教育の適用〜,2017. 川畑徹朗:子どものレジリエンシー(精神的回復力)を育てよう.「教育いたみ」,2017.

 

 

セルフエスティーム(健全な自尊心)とは・・・